先日の大阪七福神めぐり・大国主神社の狛ネズミのオスとメス。
神社に参ってますと、ああいった発見が時々あります。笑
狛犬(こまいぬ)にもメスとオスがあります。
造られた時代や神社・寄贈者の意向など、新しく造られたものにはない例も多いようですが、古いものにはよくあります。
*****
「異体字」について紹介します。
戦没地であることでも有名な安居神社(大阪市天王寺区。四天王寺さん・西門から徒歩5分)
御祭神は少彦名神と菅原道真公。道真公が居られるので安居天満宮ともいう。
境内の西の石段の上にある碑の写真をご覧ください。
おかしなところあるのが、わかりますか?
昭和の「和」のヘンとツクリがさかさまになってますよね。
これが、異体字です。
昭和九年と言えば、室戸台風が京阪神を直撃、大阪市内も大被害を受けました。
異体字は、ルール等、詳しくわからないところもあるのですが、概ね、厄払いの意味があります。
基本は、前後の文脈から読みが判るようにして表記をわざと変えます。
同じ文字が重複した時に一字を逆さにしたり、上下逆転させる場合もあります。
そんなにたくさんある訳ではないですが、神社めぐりをしていて偶然見つけた時は、
異体字が彫られた時代やその背景を考えるのも楽しいかも知れませんね。